博多人形制作工程

1・粘土、土練り

油山(福岡市城南区七隈)周辺で選び抜かれた白色で分子の細かい粘土を使用します。原土は採掘の後、 乾燥、粉砕、などの工程を経て、丹念に練り上げられます。

2.原型

構想、デッサンが繰り返され、人形の姿が決まります。練り上げこねた粘土をロクロの上に練りたて、 頭、胴、手足など彫るように仕上げていきます。この工程は「面相」工程とともに人形の姿を決める重要な肯定です。

3・型取り

原型から石膏で型を取ります。
明治末から、表裏二枚のみの土型から石膏型へ飛躍的に芸術精度を原型から写し取ることが出来るようになりました。
また、表情、姿が精巧複雑な作品ほど、一体を部分的に数個、時には20個に分けて型とりを行います。

4・生地作り

型からはずされた生地を原型のとおりに取り付け、仕上げと乾燥されます。
また、型を抜くと云っても無制限ではなく、30~50個程度までです。

5・焼成

電気窯、ガス窯(850~950度)などの技術改良が進み、品質も向上しました。

6・彩色

窯だしした生地に胡粉及びにわかの水溶液を用いて肌の部分の「艶びき」を行い彩色前の下地づくりをします。
その後、人形は「毛描き」を行います。着物、帯等の順に塗りこみ、模様を書き込んでいきます。顔料としては泥絵具、 岩絵具又は、同質の顔料を使用しています。

7・面相

「面相」と呼ばれるこの工程は、人形の艶と呼ばれる部分への着色を指します。
面相筆を用いて「口紅入れ」「目入れ」及び「眉毛描き」を行います。
「面相」は原型製作と並んで、博多人形の生命ともいえる表情を作り上げていきます。

8・完成

土練りから、面相まで約20~60日の工程をへて、完成された博多人形。
匠たちの魂がカタチとなります。あくまで手作りであり、伝統工芸品として技術(質)の向上に力を注いでいます。 匠たちと人形は、皆様にかわいがっていただけますようにと祈るのです。


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